洗面所の悪臭について
洗面所から嫌な臭いが立ち込めてくるという時期があります。このように急に悪臭がすることが起きたら、その原因が「排水トラップの封水」「排水トラップのズレ」「排水経路に汚れ」の3つが考えられます。この様なケースが起きたときどうするればいいか以下で解説しておきます。
●排水トラップの封水
排水トラップで屋外から害虫・臭いの侵入を防ぐためにある水を「封水」と言います。封水がなくなっていると排水管から悪臭が上がってきて排水口から漏れ出ることがあります。この封水が蒸発していたら排水口から水を流すことで排水トラップに水が溜まるので悪臭も抑えられます。
●排水トラップのズレがある
排水トラップがナットが緩んでいてズレていて隙間から悪臭が漏れてしまいます。排水トラップを接続するナットが緩んでいる場合には、ナットの内側のゴムパッキンが劣化していないかを確認しネットを締め付けることで解決します。
●排水口に汚れ
排水口付近に水垢などの汚れやゴミが溜まっていると、ヌメリができカビが発生し悪臭の原因になります。排水口の汚れは、パイプ洗浄剤やセスキ炭酸ソーダ水を使った掃除方法できれいになります。使い方は、排水口にセスキ炭酸ソーダ水を振りかけて、約10分程度放置してスポンジを使ってお湯で洗い流すとよいでしょう。
洗面所からの悪臭の原因のほとんどが洗面台や洗濯機の排水口に原因がある場合がほとんどです。気になる箇所を点検し異常があれば解決するようにすれば楽臭を防ぐことができます。
洗面所から悪臭の原因となりやすいメカニズム
洗面所から悪臭が発生する主な原因となるメカニズムはいくつかあります。●排水管の詰まり
洗面所の排水管が詰まっていると、水が滞留し、そこで有機物が分解されることで悪臭が発生します。髪の毛や石鹸カスなどが排水口やパイプ内に詰まっている場合は、水がうまく流れずに悪臭の原因になることがあります。
●乾燥不足
洗面所の排水口や床の水分が完全に乾かないと、湿った環境がカビや雑菌の繁殖を促し、悪臭の原因になります。特にシンクや洗面台の周囲やシーリング部分など、水が溜まりやすい箇所に注意が必要です。
●排水トラップの問題
洗面所のシンクや洗面台の排水口には排水トラップ(Pトラップ)と呼ばれる曲がりのあるパイプがあります。このトラップ内に汚れや髪の毛がたまると、そこで腐敗や分解が進み、悪臭の原因になります。
●便器やトイレタンクのメンテナンス不足
洗面所に併設されたトイレの場合、便器やトイレタンクのメンテナンス不足も悪臭の原因になります。便器内部やタンク内部に汚れやカビがたまると、それが発臭源となることがあります。
これらのメカニズムによって洗面所から悪臭が発生する場合は、以下の対策を試してみることが重要です。
・定期的な清掃とメンテナンス: 排水口や排水トラップ、便器、トイレタンクなどを定期的に清掃し、汚れや詰まりを防ぎます。特に排水トラップは定期的に清掃することで効果的です。
・十分な換気と乾燥: 洗面所の換気を良くし、湿気を適切に排出します。また、シンクや洗面台周辺の水分をしっかりと拭き取り、乾燥させることも重要です。
・漂白剤や除菌剤の使用: 悪臭の原因となるカビや雑菌を予防するために、適切な漂白剤や除菌剤を使用することも効果的です。ただし、使用する際は製品の指示に従って正しく使用しましょう。
もしも悪臭が継続する場合や原因が特定できない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。業者は問題の特定と適切な対策を行うことができます。